大逆転

映画「大逆転」のセリフで英語を学ぼう。

斬り口

プロの訳に学ぼう

問題

次のセリフを訳してみてください。

場面:豚の脇バラ肉の市場(PORK BELLIES)で、取引値が最高値をつけ大儲けしました。

I'm sure a lot of people went belly-up on that one.
    

語彙

解説

「破産した」という表現でよく使われるのは次のような表現でしょう。

英熟語

go bankrupt

破産する

go belly-up もこれと全く同じです。

英熟語

go belly-up

破産する

普通に訳すだけであれば、このセリフはそれほど難しくありません。

I'm sure a lot of people went belly-up on that one.
その取引では、多くの人が破産しただろう。
    

ポイントとなっているのは、場面の説明にある「豚の脇バラ肉の市場(PORK BELLIES)」です。 belly はセリフでは belly-up で「破産する」という意味を表していますが、もとは次のような意味の単語です。

英単語

belly

[名詞] 腹

このセリフは、belly「豚の脇バラ肉」の値段が up「上がった」ということを belly-up「破産した」とかけたジョークだったのです。

ただ意味が通じるように訳すのではなく、このジョークも含めてうまく日本語に訳せれば、一流の訳と言えるでしょう。字幕の訳では、belly-up を「トン死した」と訳しています。これは「トン=豚」と「頓死=破産」をかけたうまい訳出です。

解答例

I'm sure a lot of people went belly-up on that one.
大勢がトン死したでしょうな。
    

対訳

場面:豚の脇バラ肉の市場(PORK BELLIES)で、取引値が最高値を
つけ大儲けしました。

I'm sure a lot of people went belly-up on that one.
大勢がトン死したでしょうな。